カスタムロッド、ロッドビルディングパーツメーカー|Hitotoki Works(ヒトトキワークス) Hitotoki Works(ヒトトキワークス)では、チャンピオングリップを固定するチャッカー【グリップジョイントシステム】を使用したトラウトやバス用などのカスタムハンドル、並継マルチピースのパックロッドやリールシート、グリップなどのロッドビルディングパーツなどの販売を行ってます。

グリップジョイントシステムの回転防止機構の開発

 

グリップジョイントシステムとは?

 

ロッドとグリップが脱着可能になるグリップジョイントシステム。

 

 

世間で呼ばれているチャンピオンフェルールというチャック部分の外径が9.0ミリ~9.3ミリほどの規格に統一されたフェルールをつかみ、キャップを締めることで固定される機構。

 

グリップジョイントシステム

 

ヒトトキワークスで販売してるチャンピオンフェルール規格の【アルミインナーフェルール】が取り付けられたロッドでなくても、他社製品のチャンピオンフェルールが取り付けられたロッドでも取り付けが可能です。

 

釣りに行く場所や状況に応じて、ロッドを変更することが可能になります。

 

 

グリップジョイントシステムの強度は?

 

お客様からもお問い合わせの多い「強度」について。

 

ブランクスがグリップエンドまで通っている「ブランクスルー」の一般的なロッドと比べて強度が落ちるのではないか?

 

そう思っている方も多いようですが、何本もの既製品のグリップを破壊してきた方ならご存じだとは思いますが、グリップ内でブランクスにカーボンパイプを継ぎ足して製作されているロッドは少なくありません。

 

フェルールのあたりでロッドが破損した事例も確認できていません。

 

 

その他のデメリットはないのか?

 

ロッドが脱着式になるという大きな恩恵を受けるために犠牲となるデメリットは2つあると思っています。

 

感度の低下

 

本当に感度は低下しているのかというのが、個人的な印象。

 

グリップジョイントシステムとチャンピオンフェルールとの間には、ジュラコンやPOMと言われる強度の高いプラスチック素材が使用されています。

 

 

ロッドのグリップを何本も破壊して、何本も作っているロッドの構造を熟知すると分かってくるのですが、ブランクスとリールシートやグリップとの間には、ほとんどの場合、量増しテープやEVAアーバー、多くのエポキシボンドが挟まれています。

 

その素材と比較してもジュラコンは固く、振動を反響しやすいと考えています。

 

ただ、当店が販売しているグリップジョイントシステム以外の他社製品は非常に重いものが多く、その自重によって振動を感じにくい状況になっている可能性はあるのかもしれません。

 

穂先でアタリを取る釣りをする際、ロッドは軽く握らないと感度は感じにくいのと同じです。

 

自重がある分、握力が必要になり感度が低下するとヒトトキワークスでは考えています。

 

 

 

その釣りにおいて感度がどの程度重要な釣りになっているのか?

 

これも大切な部分だと思います。

 

穂先で小さなアタリを取るような繊細な釣りには、ロッドの軽量化が非常に大切になりグリップジョイントシステムは向かないのかもしれません。

 

ヒトトキワークスが得意とする渓流ルアーのような釣りには、感度がもたらす恩恵は少ないはず。

 

個人的には、ルアーの平打ち具合や底石にルアーが当たる感度だけあれば十分だと思います。

 

グラスソリッドのようなロッド全体で感度を吸収してしまうロッド出ない限り、PEラインを使用していれば十分な感度は得られていると思います。

 

 

ロッドが徐々に回転してしまう

 

グリップジョイントシステムは、キャップを締め込むことで発生する摩擦でロッドを固定しています。

 

当店のグリップジョイントシステムは緻密な設計により、他社製品と比較しても非常に高い締込強度を発揮します。

 

それでも20グラム程度のルアーを使用し、40センチ程度の魚を釣る釣りであれば関係のない話しですが、大きな負荷がかかる釣りに使用する場合に徐々にキャップが緩みロッドが回転する可能性があります。

 

グリップジョイントシステムの最大のデメリットがこの部分です。

 

 

このロッド回転を防止する方法はないのか・・・

 

解決できれば、バスのビッグベイト、大型魚をターゲットにするオフショアゲームなどまでグリップジョイントシステムの世界が大きく広がる。

 

この最大のデメリット部分を解決する方法はないのか?

 

追求心溢れるヒトトキワークスにとっては、こういった部分が楽しみの一つでもあります。

 

相棒でもありモノづくりのプロでもあるギター職人のKEI氏と何パターンもの解決策の洗い出しを行いました。

 

ただ解決するには大きく2つの条件がありました。

 

 

1. 生産コストを上げない

 

2. 鋳造ではなく旋盤製造にこだわって機能、外観美の維持

 

 

この2つの条件をクリアした解決策をもって、金属加工会社と打ち合わせ。

 

現状の課題と自分たちが考えた解決策が実現可能なのか?

 

その他には解決方法はないかを模索しましたが、自分たちが考えた解決策しか現状はできないという答えに。

 

 

 

回転防止機構をもったグリップジョイントシステムの試作

 

そこで、試作を依頼し出来上がったものが下の画像。

 

 

回転防止機構を施したのは、グリップジョイントシステムの受け側のパーツのみ。

 

外観は全く変わりありませんが、アーバーが接地する内側のテーパー部分に写真のような切れ込み加工を施しました。

 

 

実は、試作2号目となり、1号目は切れ込み溝の形状が悪く、今まで同様にアーバーが滑る。

 

この2号目はアーバーを入れて回しても、この切れ込みの溝にアーバーがしっかりと噛み、全く回らない!!

 

 

いつもお世話になっている金属加工会社の担当者様がこの試作品を持ってきたときに、2人で抱き合いそうになるぐらいテンションが上がってしまいました。(笑)

 

ただその後に、担当者からテンションを一番下げる言葉が・・・。

 

 

 

担当者「この加工、自動化できないんです」

 

 

 

( ;∀;)

 

 

 

自分「てことはコストがぶち上るんですか?」

 

 

 

 

担当者「そうなんです」

 

 

 

なかなか、上手くいかないからものづくりは面白い・・・(泣)

 

 

正解は出ただけでも大きな進歩とポジティブに捉えています。

 

 

現在は、コストを上げずにできる加工方法を議論しながら模索している最中で、答えは出ていません。(笑)

 

 

多少のコストは上がる可能性もありますが、必ず課題はクリアしてみます!!

 

 

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