渓流トラウト用パックロッドの量産化計画について
こんばんは。
ヒトトキワークスの上村(カミムラ)です!
目次
渓流用5ピースコンパクトロッド「PICKMAN」
現在ヒトトキワークスでは、5ピースのブランク販売を開始し、そのブランクを使用した完成品ベイトロッド「PICKMAN」を受注生産品として販売しております。
ブランクを販売 → 完成品を作って欲しいとご要望 → 受注生産で手作業で製作といった流れで完成品ロッドの製作を開始しました。
グリップ製作や商品管理、発注・発送・問い合わせ業務と基本一人で行っての中での手作業でのロッド製作のため量産が出来ず、どうしても限界に・・・。
量産型4ピースパックトラウトロッド「新型PICKMAN」を計画中
そこで、量産型PICKMANの計画を進めております。
今年の販売予定はありません!!
実釣テストで早くロッドアクションが決まって、来年に間に合えば良いかな・・・という程度で進めてます。
遅くても再来年には何とか製品化したいです^_^;
ここからのアクション決定までが長い時間を要するんです・・・。
ショートタイプのバットパーツ取付時にはグリップ取り付けて5フィートほどに。
ロングタイプのバットパーツ取付時には5フィート7インチほどに可変するロッドとなる予定です。
渓流ルアー用のパックロッド「新型PICKMAN」のロッドカラー
本日作成した資料をちょっとだけ公開。
長さの異なるバットパーツ部分の画像です。
レモンイエロー系のブランクカラーに、ブラウン系のメインスレッドにレッドのピンラインを入れたカラーになるかな?
渓流ルアー用パックロッドのアクション
ようやく無塗装状態のサンプルブランクにガイドを仮止め程度に取り付け、アクションを確認しましたが、バットパワーは理想通りだが少し張りが強い・・・。
低弾性カーボン細身肉厚設計の「RUNTMAN」を開発してから、張りの強めの普通なロッドがどうしても普通過ぎて面白みに欠けてしまうと感じてしまう病気に掛かっているようです 笑
それでもグリップを取り付けて4フィート弱のショートロッド「RUNTMAN」と異なり、5フィートとなるとある程度の張りがないと「手首への負担」や「ルアーアクションのさせずらさ」という部分でロッドとして成立しないので、難しいところです。
ただ、現状は無塗装の状態というのが頭を混乱させる部分。
このブランクに厚めの塗装を施すだけで、弾性が大幅に低下します。
10年ほど前の20代前半の若き頃、UFMウエダさんのトラウトスティンガーボロンの塗装を剥がしたことがあるのですが・・・。
はっきりと1ランクほど固く感じるようになりました 笑
あの経験は衝撃的でした。
ブランクスに含まれるレジン(接着剤)の量でブランクアクションが変わるのだから、塗装を厚くすればカーボンの保有率が低下して弾性も低下する
普通に考えれば影響しないはずないですよね。
ただ、あそこまで影響するっていう部分は体感してみないと分からないかも。
だから塗装による弾性の低下を予測しなければいけないということ。
レギュラーアクションの感じはかなり良いが、それでも全体的に張りがまだ強いと感じるため、実際に製品化レベルの塗装を施しサンプル製作の依頼を行っていき、実際に実釣を重ね理想のアクションに近づけていく作業を行っていきます!!
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