カスタムロッド、ロッドビルディングパーツメーカー|Hitotoki Works(ヒトトキワークス) Hitotoki Works(ヒトトキワークス)では、チャンピオングリップを固定するチャッカー【グリップジョイントシステム】を使用したトラウトやバス用などのカスタムハンドル、並継マルチピースのパックロッドやリールシート、グリップなどのロッドビルディングパーツなどの販売を行ってます。

ウッドガングリップを自作する

こんばんは。ヒトトキワークスの上村(カミムラ)です!

 

コロナウイルスのおかげで釣りに行けない日が続いているおかげで、考えることは「創作」のことばかり。

 

暇すぎる相方のギター職人KEI氏が続々と新たなモノを創り出そうとしていることに刺激を受け、ずっとやりたかったオリジナルのガングリップ開発に向けようやく重い腰を上げることに。

 

 

バルサ材でガングリップを自作

 

ヒトトキワークスでは、ガングリップを取り扱っていますがもっと個性の強いグリップが作れたら、また面白いグリップが作れるだろうなと。

 

▼現在販売中のガングリップ

 

 

まぁそんなキッカケです!

 

余談ですが、日本では「ガングリップ」が一般的な呼び名ですが、海外のお客様は「ピストルグリップ」と呼ばれる方が多いみたいですね。

 

※木工は粉まみれになりますので、汚れてもいい場所、服装で挑んでください!

 

バルサ材を購入してガングリップの試作

 

良い木を使用してガングリップの試作をしようとしましたが、初めての木工のため最初は失敗するだろうし加工も大変なので、バルサで試してみることに。

 

車の点検を待つ間に車屋の隣にあるホームセンターで、1,300円ぐらいのバルサ角材を購入!

 

 

 

手順1 ガングリップの設計図を書く

 

面倒くさがりでせっかちな自分にとっては大嫌いな設計図。

 

でもこれがないと、ハンドで削る際の微調整が本当に感覚となってしまい、素人の自分には左右非対称になること間違いなしだと思います。

 

3次元CADが使えれば楽なんでしょうが、とにかくしっかりと設計図を仕上げます。

 

 

 

手順2 バルサに穴を開ける

 

写真はありませんが、電動ドリルでΦ5の穴をあけた後、Φ10の穴をあけました。

 

本当は11ミリの穴をあけたかったのですが、手持ちのドリルの最大径が10ミリだったので・・・。

 

90ミリのグリップ全長に対し、穴の深さは適当に55ミリほどあけましたが、40ミリほどでも問題ないと思います。

 

 

手順3 バルサに設計図通りのカットラインを引く

 

設計図が出来上がったら、センターラインを引いて設計図通りのカットラインを引きます。

 

上から見たカットラインと横から見たカットラインを書いていきます。

 

▼上から見たカットライン

 

▼横から見たカットライン

 

上から見たカットラインを見てわかる通り、エンド部分はフラットな形状にしてみたいと思います。

 

ぼこっと膨らんだガングリップはありきたりな感じがして、フラットな形状はほとんど世にない・・・?

 

けど作ったらライフル風みたいで絶対にカッコいいはず!!と密かに企んでいました。

 

 

手順3 ジグソーでバルサをカット

 

本当はハンディートリマーなどがあれば作業は楽なのだと思いますが、このために購入するわけにもいかず、自宅にあるジグソーでおおまかにカットしてみました。

 

 

これだけでも大分グリップっぽい雰囲気が。

 

なかなか良い感じになりそうな予感!!

 

 

手順4 鉄鋼用のヤスリでバルサを粗削り

 

おおまかな形状にカットしたら、工房にある鉄鋼用やすりでゴリゴリ削っていきます。

 

 

この時に設計図を見ながら、スケールを当てて確認していき設計図通りになるように成型することができます。

 

バルサは柔らかくて本当に作業が楽ちんです。

 

あっという間にグリップになってしましました!

 

でも、まだ立体感とスリムな感じが足りませんね。

 

 

手順5 紙やすりで形を整え、立体感を出す

 

鉄鋼やすりである程度の形に整えたら、紙やすりの#240でさらに形を整えていきます。

 

立体感を生むようシェイプを加えていきリールシートに仮組み。

 

感想は・・・

 

なかなかいい感じ!!

 

しかもめっちゃ握りやすい!!

 

 

初めてのバルサ加工でしたが、加工のしやすさで1時間ちょっとの作業でここまでに仕上がり、頭の中で思い描いていた通りのグリップに近づいてきました!

 

しかもフラットな部分が指にしっかりと引っ掛かり、ウッドグリップ特有の滑りやすさが全くない!!

 

ロッドを振り回すようにキャストをし続ける渓流の釣りには、このフラットなボディの本領を発揮してくれるかも!

 

 

手順6 さらにシェイプを入れ完成

 

まだ若干の握った時の違和感があるのと、芸術美を表現するためにフラット部分にシェイプを入れていき製品化レベルまで引き上げていきます。

 

何度も握っては違和感のある部分を削りを繰り返して完成した試作品がこちら。

 

 

 

上部もシェイプを強め握りやすさと立体感を出していますが、横から見た感じはあまり変化が感じられないかもしれませんね。

 

 

グリップに対し平行にシェイプを入れただけでなく、上部にかけてもシェイプを入れたためかなり立体的な形状に仕上がりました。

 

 

 

手に吸い付くような握り心地、キャストやトゥィッチ動作時のホールドのしやすさは病みつきになりそうです。

 

 

世に出ているほとんどのガングリップは、丸形状のでっかいエンドがついた見た目だけの重いガングリップでヒトトキワークスの考えるモノづくりとは異なります。

 

渓流ロッドにマッチした短さ

 

立体的な美しいフォルム

 

特に機能美を追求したガングリップはなかなか無いんじゃないかな?

 

今までガングリップが好きではなかったですが、これなら自分も使ってみたいと思える作品が出来上がりそうです!

 

相棒のギター職人が面白い塗装を施す計画を立ててるみたいなので、どんなものが製品化されるか楽しみにしてください!

 

まずはどんなウッドで成型するかを決めないと・・・。

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