カスタムロッド、ロッドビルディングパーツメーカー|Hitotoki Works(ヒトトキワークス) Hitotoki Works(ヒトトキワークス)では、チャンピオングリップを固定するチャッカー【グリップジョイントシステム】を使用したトラウトやバス用などのカスタムハンドル、並継マルチピースのパックロッドやリールシート、グリップなどのロッドビルディングパーツなどの販売を行ってます。

ギター塗装手法をトラウトロッドのグリップに

こんばんは。

 

ヒトトキワークスの上村(カミムラ)です!

 

ヒトトキワークスでは、富士工業のリールシートやウッド素材にギター職人によるカスタムペイントを行っています。

 

可変式グリップ

 

 

 

ギター職人KEI氏

 

ヒトトキワークスの塗装担当KEI氏は、高校時代の同級生でもあり、とにかく多才な人物!

 

塗装ブース

 

工業高校卒業後はギター製作の専門学校に進学し、塗装関係の会社で働く傍らギターリペアの仕事を行ってます。

 

カメラの腕も一流でカメラマンをしたり、時にはベーシストとして演奏したり、ロッドはもちろんパソコンまで作ったり、バイクや車をいじったり・・・。

 

とにかく羨ましいほどの才能ですが、一つの欠点は多趣味すぎるがゆえに結婚できない! 笑

 

欠点かどうかは分かりませんが、とにかくモノづくりが大好きなKEI氏は我が道を突き進み続け、刺激を与えてくれる存在です。

 

 

 

 

ギター塗装手法をトラウトロッドのウッドグリップに

 

そんなKEI氏が、ギター塗装手法をトラウト用ウッドグリップに施したカスタムペイントを行ったので、完成までの作業工程を今回ご紹介します。

 

 

木目にブラックを刷り込みレッドバースト塗装で仕上げる

 

今回は、木目にブラックを刷り込むため、下記の作業工程を行いました。

 

手順1 ウッドに施してある塗装を剥ぐ

 

手順2 ブラックを手塗で刷り込む

 

手順3 表面を研磨

 

手順4 レッドでカラー塗装

 

手順5 両端をブラックのシャドウを入れてクリアーコート

 

それでは、手順ごとにご紹介していきます。

 

 

手順1 バールウッドグリップの塗装を剥ぐ

 

今回使用したのが、トラウトハンドルでも人気のグリップでもある「バールウッドグリップ」を使用しました。

 

 

塗装していない状態なら作業は楽なのですが・・・、バールウッドグリップはイエロー系のウレタンニス仕上げを既に行ってあります。

 

この塗装を剥いで、ブラックの塗料を木目にしみこませる必要があるため、木目に入ったウレタンニスまで取り除かないと塗料が入り込みません。

 

しっかりと塗料が除去できるまでヒトトキワークス工房の旋盤機で削りました。

 

 

 

ブラックの塗料を手塗り

 

ブラックの塗料をウエスで塗り、しっかりと拭き取ります。

 

 

木目にブラックが染み渡り、これだけで木目が浮かんできましたね。

 

ちなみに木目の模様が弱いウッドでは、木目が浮き立たないため一つはボツになりました・・・。

 

ウッド素材を厳選する必要がありますので、なかなか手の掛かる手法です。

 

 

手順3 ウッドグリップの表面を研磨

 

ブラックの染み込みが乾燥したら、表面を研磨していきます。

 

研磨することで、木目に入ったブラックのみを残し余分なブラックをそぎ落とすことで、木目の模様が一気に浮かび上がります。

 

漆の研ぎ出し技法と同じ感じですね!

 

 

 

この時点でカッコいい!!

 

模様的にタイガーウッド系になってますね。

 

 

手順4 レッドの塗料を被せる

 

ウッドの木材的に若干のブラウンが入っている素材のため、被せる色によっては素材の色が影響して良い色が出ません。

 

レッドなら影響されず良い色が出ると判断したため、今回はレッドを被せていきます。

 

 

トップコートしていないため光沢はありませんが、なかなかいい感じ!

 

でも木目の凹凸がかなり大きいです。

 

さらにブラックのシャドウを入れてしっかりと乾燥させます。

 

 

ブラックのシャドウ入れとトップコート

 

塗料が乾燥したらいよいよトップコートでを入れます。

 

木目の凹凸が大きいため、かなりのコーティングを繰り返す必要がありました・・・。

 

凹凸を消すために塗料を吹きすぎると液だれしてしまうため、難しい作業になります。

 

トップコート後に研磨して細かいゴミを取り除き、磨いて光沢を出して完成です!

 

 

手間の掛かる塗装方法ですが、他にはない一品に仕上げることができました!

 

どんなパーツと組み合わせて完成させるか悩ましいです。

 

良い木目模様のウッドが手元にないと出来ない技法のため、受注生産ではなく1品ずつ在庫品のみ販売する形になるかと思います。

 

どんな製品になるか楽しみにしてください!

 

 

 

 

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